稲庭うどんを美味しくいただくための失敗しないゆで方を解説します

「お店で食べたら美味しかったのに、買って食べたら美味しくなかった」

こんなお客様のお声を時々耳にします。
雰囲気の良いお店で食べるのと味が違って感じるということも実際あると思いますが、うどんのゆで方にも大きな原因があります。 それでは、稲庭うどんを美味しくいただくための失敗しないゆで方を解説します。

★先に用意するもの
大きめの鍋、箸、ざる、氷(または冷水)、時計


【1】水の量に気をつけて

ラーメン屋さんの寸胴を思い出してください。1人分ゆでるのに大きな寸胴を使っています。これは、大きな鍋にたくさんのお湯を湧かすことで温度が下がるのを防ぐためです。
稲庭うどんも同じ。できるだけ大きめの鍋を用意しましょう。

お湯の量は、うどん100g(約1人前)あたり1リットル以上が目安です。まずはお湯を沸騰させましょう。


稲庭うどんはゆで時間が大切です

【2】ゆで時間が大切です

大きな鍋にたくさんのお湯を湧かしていれば、うどんがお湯の対流に乗って鍋の中で泳ぐように踊り出します。

ゆで時間は約3分半。長くゆで過ぎると風味もコシも無くなりますので注意。うどんが半透明になってきたら、ざるに上げましょう。


ゆで上がったらしっかり水洗い

【3】しっかり水洗い

稲庭うどんの表面にはデンプン質の粉が付着していて、お湯でゆでると“ぬめり”が出てきます。
ゆで上がったらこの“ぬめり”をしっかり洗い落とすことが次のポイントです。
ざるにあけたうどんを水道水でしっかり手洗いします。稲庭うどんはコシが強いので、ゴシゴシ手で洗っても大丈夫です。 短時間でしっかり“ぬめり”を洗い流しましょう。


最後の締めは氷水でうどんを冷やします

【4】最後の締めは氷水

ぬめりをしっかり洗い流したら、最後は氷水でうどんを冷やします。これにより稲庭うどんがしまり、歯ごたえのあるしっかりとしたコシが生まれます。

冷しつけ麺でいただく場合はそのまま盛りつけ、温かくしていただく場合は、一度お湯をかけてから温かいつゆをかけてください。


稲庭うどん 失敗しないゆで方

さてさて、そんなデリケートな稲庭うどんですが、手をかけた分だけ幸せな一時を体験できます。
ご家庭にいながら本当の稲庭うどんの味を楽しむための特集「稲庭うどん 失敗しないゆで方」はいかがでしたでしょうか?
皆様もぜひお試しください。